やわらぎ厨房で毎日食事を作っている調理スタッフに仕事のことや食事への想いを語って頂きました。
現在、やわらぎ厨房には4人の調理スタッフがいますが、今回お聞きしたのはお二人です。
利用者さんにとって食事とは栄養を摂るだけでなく、毎日の楽しみにしているイベントでもあります。
毎日の食事をつくる苦労ややりがいなどを聞きました。
毎日の調理はもちろんですが、献立作成や食材の発注に関わる業務も行っています。
献立作成は旬の野菜などもあるので、その時々の季節にあった献立になるように皆で相談しながら作成しています。
何年か前に調理スタッフの退職が続き、自分がひとりだけになった時は大変でしたね。その時は食数も30食程度だったので、何とかなりましたけど、今は55食くらいに増えていますのでさすがに1人で調理するのは無理です。
味付けは人それぞれの所もありますから、私たちが「よしっ!これでOK」と思って提供しても、食べる人は「なんか違う」ということも
あります。味付けや食事に対する考えが違う時はちょっと辛いなあと感じます。
利用者さんは自由気ままに外出して食事をすることができないので、私たちが作る食事が全てです。だからこそ、少しでも美味しく食べて食べて頂ければと思います。
「美味しかった」の一言を聞くだけで嬉しいです。
毎日の食事なので特別なごちそうは作れないけど、食べ飽きないというか「あぁ家庭の味だなぁ」と思ってもらえたらと思います。
いなり寿司やちらし寿司、うどんなどは
人気がありますね。かつては花見の季節に花見弁当も作っていたんですよ。
カレーや唐揚げなど、ガッツリしたのも一部の利用者さんの間では人気があるようです。
調理をつくるのが楽しいと感じる人がいいですね。毎日調理をするので、調理が好きでない人がこの仕事を続けるのはしんどいと思います。
あと、思いやりのある人がいいです。
例えばこれをしといたら、次の人が助かるかなぁとか想像ができる人がこの仕事には向いていると思います。
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