ホームの門扉を入った右手、B棟玄関前に、1本の渋柿の木があります。
見た目は弱々しい小ぶりの木ながら、毎年300個を越える実をつけ、
我々を楽しませてくれます。
もちろん、一番の楽しみは、できあがった甘い干し柿を頂くことですが、
その過程に至るまでが なかなか大変でして…。
春に剪定をし、夏には実のなる前に花芽を落とします。
刺されると痛い毛虫退治も必須です。
その後も、小さい実をもぎとったりしながら、
柿の実の数を調整する事で、
11月末頃には立派な柿が収穫出来るようになるのです。
昨年も、お世話して下さった方々のお陰で、
立派な柿の実がみのりました。
ワイワイ♪ガヤガヤ♪と、
賑やかに柿を収穫した後、
これまた賑やかにみんなで柿を剥き、
サッと湯通しした柿を軒下に吊るすと、
なかなかの風物詩。
「もうすぐ師走やね~」
と、おきまりの言葉が出てきます。
新しい年を迎え、綺麗に仕上がった干し柿を、おやつに食べて頂くと、
「ここ、皮が残っとるがな」
「これは上手に出来とる」
と、その時の情景が蘇り、自然と笑みがこぼれます。
1年を通して、ちっぽけな柿の木がもたらす、でっかい幸せの数々。
2018年。
私も、春、夏、秋、冬、その時々に、関わっている方々を思い、
今、何を求めてる?
何が必要?
私は何をすべきなのか
を考えながら、
相手の気持ちにシッカリ向き合えるよう、
精一杯努めていきたいと思います。
やわら ”木” にも、
柿の ”木” に負けないくらい、
幸せの笑顔の実が、沢山みのりますように。
グループホームやわらぎ川内
竹﨑かなえ
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社長 (土曜日, 13 1月 2018)
なんたって、無農薬やからね~。
GH川内 竹﨑 (土曜日, 27 1月 2018 10:19)
はい!!無農薬ですから
毛虫退治の方法も教えていただき、這い出す前に削りとったり、
葉っぱにくっ付いてるのは落としたり、地道な手作業の賜物です <(_ _)>