介護の仕事

 年の瀬になりカレンダーも最後の一枚となりました。

今年も残すところあと数日ですね。

グループホームぷうさんのおうちの田中です。

この一年を振り返ると、さまざまな事があったのですが、なんとも一年の早いことに驚いています。

皆様、師走の慌ただしい日々をお過ごしのことと思います。

26日には、久万の台でも小規模とぷうさん合同の餅つきを行いました。ありがたいことに、地域の方や、家族の方もご参加頂きお手伝いして頂きました。利用者の皆さんも大変喜んでおられました。

今年最後の行事が無事終えることができ、ほっとしております。ご参加頂いた皆さま、本当にありがとうございました。

 

 私が、介護の仕事を始め、早いもので10年がたちます。

介護の世界の扉を開く理由は人それぞれですが、私がこの仕事をするきっかけになったのは、ある会社に勤めていた時のことです。

事務員の方が、「親の介護をするようになるから勉強するんよ。」と、ホームヘルパー2級(現:初任者研修)を取られていました。

私は、20代で両親を亡くしていたので、もっとしてあげたかったな…と後悔が残っていました。

事務員さんの話を聞いた時、自分の親にはもうしてあげれないけれど、だからこそ誰かの助けになったり、お役に立てることが私にも何かできないかな…という思いが沸々と湧き上がってきました。

そして、ホームヘルパー2級を取り、介護の仕事を選びました。

実際働き始めると、思った以上に大変でした。初めて働いていた現場はとても厳しく、私には向いていないのかな…と落ち込む毎日でした。それでも利用者さんの笑顔を見ると、やっぱりやって良かったと思える時もありました。落ち込んだり、また利用者さんの笑顔に助けられたり、その繰り返しの日々でした。

新しく入った職員の方々を見ていると、私もそうだったな。と、自分が仕事を始めたばかりのことを思い出します。

 

 私が落ち込んで、仕事を辞めようかな…と思っていた時、

相談したり何か言ったわけではなかったのですが、ある利用者さんが「何考えよるん?戻ってきてよ!」と。

私の方が逆に励ましてもらっていました。日々の生活のサポートをしなければならないのは、私の方なのに…。

その利用者さんの言葉が、温かくて、嬉しくて、本当にありがたかったです。改めて、この仕事をしていて良かったと思えました。

楽しい事やつらい事も沢山あります。でも利用者さんの笑顔を見ると、大変な事も忘れさせてくれます。人生の先輩として色々なことを教えていただいています。この仕事でしか味わえないやりがいが沢山あります。

 これからも利用者の皆さんと色んな事を一緒にしていき、利用者のみなさんの残りの人生が、イキイキ・ワクワクした日々となるよう、

ここで安心して生活し続ける場(グループホーム)であり続けられるよう、ますます頑張りたいと思います!

 

 今年も、皆さまありがとうございました。良いお正月をお過ごし下さいませ。

 

                                                                                            ぷうさんのおうち 田中 恵子

 

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コメント: 1
  • #1

    社長 (木曜日, 29 12月 2016 14:59)

    都知事じゃあないけど、利用者ファ-ストでベストを尽すことが大切。
    みのりグル-プの社訓の第一に 会社は人生道場である と書いています。
    まさしくあなたは日々その実践をやってるんだろうと思います。
    あなたの介護を志した気持ちを忘れず努力していく中で、幸せの何たるかがわかり、そしてそれを掴むことができると思っています。