先日、丹野智文さんによる『認知症とともに生きる』~当事者が語る思い~ の講演会に参加しました。
若年性アルツハイマー型認知症の方のお話を生で聴くのは初めてで、心に残った言葉がいくつもありました。
丹野さんの言葉
・「認知症=終わり」と思っていたが、認知症への偏見は自分自身や家族の中にあると気付き、
自分の置かれている状況をオープンにすることでたくさんの方と知り合い触れ合う事ができた。
・周囲の方の理解と協力、病気を受け入れる環境があったからこそ、認知症と診断されても
10年以上前向きに明るく楽しく笑って生活できている。
・「認知症だからと言って、出来ることを奪わないで下さい。できるまで待って下さい。次はできるかもと信じて下さい」
・「失敗しても怒らないで下さい。ちょっとした声掛けひとつで当事者は安心し前向きになれるのです」
・すべてサポートされるだけじゃなく、自分も相手にサポートする事ができるんじゃないか
『サポーターからパートナーへ』と考えが変わっていった。
などなど、丹野さんの言葉を挙げるとまだまだたくさんありますが、どれも私の心に刺さるものがありました。
つまり、ドキッ!!とさせられ思い当たることがあったのです。
私は、当事者の気持ちになって寄り添い、待ってあげることが日々できているだろうか・・・・
仕事をするうえで、介護者=サポーターではなく同じ生活、同じ時間を生きているパートナーなんだと
いつもと違った視点で物事を見てみようとも思いました。
認知症の方と関わる日々、もう一度改めて振り返るいい機会となりました。
グループホームいくし 相原 加代
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いさお (金曜日, 06 5月 2016 13:09)
いいお話が聞けて良かったねえ、いつも忙しく仕事をしていると、つい我を忘れて、自分を見失うことが多々あります。
話を聞いて ドキッ!! とさせられたあなたの心に声援を送りたいと思います。
時には、こんな講演会に行くもよし、いい音楽を聴いたり、ちょっとした旅行をしてみたり、自分を振り返ることが必要ですよねえ。
そして ドキッ!! とっする柔軟な心をいつまでも持ち続けて下さい。
忙しい とは 心を亡くすと書くのですから。