-小倉くめさんの講演会を聴いて-

  

  くめさん自信の経験から学び得たことのお話は非常に説得力があり、勉強になりました。

 勉強になるだけでなく、くめさんご本人の明るく気さくな部分にも魅力を感じ、

 いつの間にか お話に引き込まれていったのを覚えています。 

 

  人柄にも周りの環境、人が「何もできない障害者」を作り出してしまうことがある というお話は、

 今までの自分の視点を変えてくれました。

 その人自身ができることまで周りが奪ってしまうことで、悪循環が生まれてしまうのです。

 勉強でも何でも同じで、毎日少しずつ積み重ねていく人と 何もしない人。

 始めは ほんの小さな差であったとしても、月日が経てば大きな差ができます。

 「何でもしてあげる」ということが優しさだとは限りません。

 

  くめさんがお話してくださった中に、『3つの幸せ』というものがありました。

 

 「してもらう幸せ」・「できる幸せ」・「してあげる幸せ」です。

 

 この「できる幸せ」を奪わないことが大切なのだと思いました。

 できることは自分でする。

 それが、達成感や幸せに繋がり、その人のためになります。

 

  私も一時期 何も自分では出来ず、全てを両親に任せていたことがありました。

 しかし、勇気を持って一歩前に出てみると、自分でやれることは案外多いのだと気付かされ、

 自分に自信が持てたものです。

 

 「幸せ」については、他にもお話されていたことがありました。

 

 尊敬する人を持つことや、辛いと思う部分があれば、すぐに自分を見直してみて

 原因を取り除いてあげることが大事ということなどです。

 そして、自分が幸せでなければ他人も幸せにできない。

 前向きに幸せを掴めるよう行動していこうと思える、自分の人生を考え直せる講演会でした。

 

                            平成27年度新入社員  菅  真 伊